2008-01-01から1年間の記事一覧
「なんか、知らない間に“梁山泊”だとか呼ばれてるんだけど?*1」 普段は周囲の評価などさして気にしないタカオさんが、不意につぶやきました。「ま、単にアウトロー集団って意味なんだろうけどさ。世を儚みつつルサンチマンを抱える者たちって意味では、大体…
「小説が読めなければ、マンガを読めばいいじゃないッ!」 断頭台の露と消えそうな勢いで力強く叫ぶと、タカオさんは興奮気味にこちらを振り返りました。「我々は、仕事が忙しいとか、紹介すべき本がないとか、愚痴と言い訳ばかり繰り返してないで、前向きに…
「そういえばさ、“紅茶に浸したマドレーヌ”の味から生まれる物語、って何だっけ?」 どうでもいい疑問を前触れなく口にすると、思案げな顔をしてタカオさんはこちらを振り返りました。 「どうでもいい、ってことはないだろ……。いやまぁともかく、ふとしたき…
「生き残りたい、生き残りたい、まだ生きてたく〜なる〜♪*1」 アニメを見てテンション上がり気味のタカオさんが、機嫌良く鼻唄交じりにこちらを振り返りました。 「週1回更新を目指していたはずなのに、気がつけば、もう1ヶ月経っちゃったなぁ。仕方ないか…
「死は生の対極としてではなく、その一部として存在している!」 タカオさんがガッチガチの胸を張って、何かの本の受け売り*1を偉そうに語っていました。*2 「といっても、一回言ってみたかっただけで、別に深い意味は全くないんだが」 生と死の話を始めると…
「高校時代、同じ学年の男子に、植物と話ができるって噂のヤツが居てさぁ」 手元の文庫本を、読み終えた本で出来た山の一番上に乗せると、タカオさんは突然話を始めました。「まぁ、俺とは違うクラスだったし、直接そいつと会話したこともなかったんで、その…
「この世には、2種類の古本が存在する。1つは、探して入手できた古本、そしてもう1つは、いくら探しても見つからない古本だッ!」 当たり前のことなのに、さも今あらためて発見した新法則であるかのように、タカオさんが叫びました。「もっとも、ここが難…
「で結局、男性読者が好きなのは、女性の身体のキャラなのか、それとも女性の姿をしたキャラなのか。一体どっちなんだろうね」 遠くを見つめて何を悩んでるのかと思いきや、唐突にお馬鹿な思考をひねり出し、タカオさんが言いました。「例えば、“女性らしさ”…
「俺たちも、日常に“?”を持たない ゆとりチルドレンから脱却するべきだ!」*1 普段は大事なことでも平気でスルーするくせに、どうでもいい事ばかり、やたらこだわる迷惑野郎なタカオさんが言いました。「わからない部分をわからないままにしておくと、いつ…
「とりあえず、買え。読まなくてもいいから、みんな買え。別に読む必要はないから、とりあえず買って積んでおけ」 興奮冷めやらぬといった体で無茶苦茶なことを言いながら、タカオさんが叫びました。「いいか、“ライノクス”だぞ。六興キャンドルミステリーズ…
「久しぶりの再開は、やはり久しぶりの新刊でこそヤルべきだ!」 大きく右手を振り上げて、タカオさんは力強く言いました。「とにかく、新作の出来なんかどうでもいいんだよ。生存確認ができること。それが何より最優先ではないのかね」 なんだか、そういう…
「前の話の続きなんだけどさ」 かしこまるわけでもなく、かといって横柄な態度をとるわけでもない、珍しく曖昧な様子でタカオさんは言いました。 「やっぱり、好きな作品を誰かに紹介するのが、いちばん難しいと思うんだよね。『スゴイ、上手い、面白い!』…
「だれかに『好きな本は何』って訊かれるのって、怖いよな」 ひとりごととも質問ともとれるような微妙な言葉を呟くと、タカオさんは溜め息をつきながらこちらを向きました。「ついとっさに、相手との距離を測って、その読書傾向・読書レベルを推測しながら、…
「いま、ちょっと思ったんだけどさ」 先日更新したweblogの内容をチェックしながら、タカオさんが呟きました。「このペースで更新し続けてたら、昨年のマンガ紹介エントリーだけで、1ヶ月は済んでしまうんじゃないのか。少なくとも、正月気分はもう終わりだ…
「ブレイク〜 ブレイク〜 あなたの街の〜」 タカオさんが突然、「日本ブレイク工業 社歌」を唄い始めました。「これはどうでもいい事なんだけど、よく、休憩することを『ブレイクする』って言うよな。これは、英語どおりの意味だからよくわかる。でも、他に…
「やってしまって、それで事が済むものなら、早くやってしまったほうがよい*1」 新年を迎えて早々、挨拶も省略するといきなり、私の方を見てタカオさんは言いました。うん。この言葉、内容としては概ね間違ってはいないので、ここは素直に同意をしておくのが…