「やってしまって、それで事が済むものなら、早くやってしまったほうがよい*1」 2年前と全く同じ台詞を壁に向かってつぶやくと、タカオさんは鋭い目付きでこちらを見据えました。「キミがTwitterなんぞで、いらん事をPostしたりするものだから*2、こうして…
[映]アムリタ (メディアワークス文庫 の 1-1)野崎まどアスキー・メディアワークス 2009-12-16売り上げランキング : 2204おすすめ平均 Amazonで詳しく見るISBN:9784048682695 「かつて、一世を風靡したゲームがあった。『機動戦艦ナデシコ』の後藤圭二がキャ…
ゴミ箱から失礼いたします (MF文庫J)岩波 零 異識 メディアファクトリー 2009-11-21売り上げランキング : 3015おすすめ平均 Amazonで詳しく見るISBN:9784840130943 「最近は、学校の教室から出るゴミって、どうやって処分してるんだろう……。いま、焼却炉って…
末代まで! LAP1 うらめしやガールズ (角川スニーカー文庫)猫砂一平角川書店(角川グループパブリッシング) 2009-11-02売り上げランキング : 1742おすすめ平均 Amazonで詳しく見るISBN:9784044748012 「……学園小説大賞って、まだ存在してたんだねぇ。知らなか…
虫と歌 市川春子作品集 (アフタヌーンKC)市川春子講談社 2009-11-20売り上げランキング : おすすめ平均 Amazonで詳しく見るISBN:9784063106176 「結局、マンガというのは、どこまでいっても“絵”なんだなぁ、とつくづく思うよなぁ」 読み終えた単行本を本棚に…
クロノ×セクス×コンプレックス 1 (電撃文庫 か 10-17)壁井ユカコアスキー・メディアワークス 2009-11-10売り上げランキング : 433おすすめ平均 Amazonで詳しく見るISBN:9784048681452 「出会い頭に女子高生とぶつかって何かが始まる物語もあれば、まったく何…
「高校生男子が放課後集まってする会話なんて、いつの時代も無意味でバカバカしいものと、相場は決まってるんだよ!」 突然、テーブルを叩いて声高に叫び出すと、昔を懐かしむみたいに目を細めたまま、タカオさんがその場に立ち上がりました。「気の置けない…
「君が思う そのままのこと 歌う誰か見つけても すぐに恋に落ちてはダメさ♪ (お仕事でやってるだけかもよ?)*1」 大槻ケンヂ的な何かを口にすると、タカオさんはこちらを振り向いて、声高に叫びました。「つまりは、一定の表現がなされているからといって…
「突然だけど、クイズです。――日本に、『妖精』というものは存在するでしょうか?」 前触れ無く問題を出題すると、タカオさんは、答えを求めてるのか求めてないのか判然としない微妙な顔をしました。「微妙な顔、とかあまり言われたくないな。そんな事より、…
「昔、旧版の『幽霊の2/3』を読んだという人に、たった一人だけ会ったことがあってさぁ」 例によって、前触れなく思い出を語り始めると、タカオさんは壁の一点を見つめて思わず目を細めました。「すっごく羨ましかったことを憶えてる。だってさ、ヘレン・マ…
「今夜は、音をたてずにマンガ家を殺す八つの方法を教授する!*1」 いつも常軌を逸した言動を繰り返すタカオさんが、今日に限って、とびきり物騒な宣言をしました。「いや、別に物騒とかそういう話をしたいんじゃないんだ。日本でも昔から言うだろう。"○○殺…
「前回のあらすじ!」 私たちは、新刊本の前で内容紹介するかと思ったら、いつの間にかカバー絵の夏服話だけで終わってた。何を言ってるかは前回のエントリを読めば分かると思いますが、私には、なんでこんな事になったのかよくわからなかった……。頭がどうに…
「ところで、芸術と美術って、違いは何なの?」 読んでたマンガに刺激されたらしく、突然タカオさんが疑問をクチにしました。「たとえば英語では、どちらも"アート"なんだろ、"art"。英語圏の人はコレ、一体ドコで区別してんのよ」 うーん。判りませんけどや…
「リューシカかわいいよ、リューシカ!!」 私が東京から持ち帰った書籍に目を通すと、タカオさんは高らかに叫びました。「これ一冊買ってきただけでも、高い交通費を払って旅に出た甲斐はあるだろう。よくぞお使いを果たしてくれた」 別に私は、夏コミのため…
「もうだめぽ」 久しぶりの更新一発目なのに、タカオさんはいきなりダメ宣言をしました。「流石に疲れた。でもまぁ、新刊が出てしまったんだから、仕方ないな。とりあえず、前回、一部で好評だった元ネタ拾いを今回もやってみた」 私はもう、これ以上、この…
「なんか、知らない間に“梁山泊”だとか呼ばれてるんだけど?*1」 普段は周囲の評価などさして気にしないタカオさんが、不意につぶやきました。「ま、単にアウトロー集団って意味なんだろうけどさ。世を儚みつつルサンチマンを抱える者たちって意味では、大体…
「小説が読めなければ、マンガを読めばいいじゃないッ!」 断頭台の露と消えそうな勢いで力強く叫ぶと、タカオさんは興奮気味にこちらを振り返りました。「我々は、仕事が忙しいとか、紹介すべき本がないとか、愚痴と言い訳ばかり繰り返してないで、前向きに…
「そういえばさ、“紅茶に浸したマドレーヌ”の味から生まれる物語、って何だっけ?」 どうでもいい疑問を前触れなく口にすると、思案げな顔をしてタカオさんはこちらを振り返りました。 「どうでもいい、ってことはないだろ……。いやまぁともかく、ふとしたき…
「生き残りたい、生き残りたい、まだ生きてたく〜なる〜♪*1」 アニメを見てテンション上がり気味のタカオさんが、機嫌良く鼻唄交じりにこちらを振り返りました。 「週1回更新を目指していたはずなのに、気がつけば、もう1ヶ月経っちゃったなぁ。仕方ないか…
「死は生の対極としてではなく、その一部として存在している!」 タカオさんがガッチガチの胸を張って、何かの本の受け売り*1を偉そうに語っていました。*2 「といっても、一回言ってみたかっただけで、別に深い意味は全くないんだが」 生と死の話を始めると…
「高校時代、同じ学年の男子に、植物と話ができるって噂のヤツが居てさぁ」 手元の文庫本を、読み終えた本で出来た山の一番上に乗せると、タカオさんは突然話を始めました。「まぁ、俺とは違うクラスだったし、直接そいつと会話したこともなかったんで、その…
「この世には、2種類の古本が存在する。1つは、探して入手できた古本、そしてもう1つは、いくら探しても見つからない古本だッ!」 当たり前のことなのに、さも今あらためて発見した新法則であるかのように、タカオさんが叫びました。「もっとも、ここが難…
「で結局、男性読者が好きなのは、女性の身体のキャラなのか、それとも女性の姿をしたキャラなのか。一体どっちなんだろうね」 遠くを見つめて何を悩んでるのかと思いきや、唐突にお馬鹿な思考をひねり出し、タカオさんが言いました。「例えば、“女性らしさ”…
「俺たちも、日常に“?”を持たない ゆとりチルドレンから脱却するべきだ!」*1 普段は大事なことでも平気でスルーするくせに、どうでもいい事ばかり、やたらこだわる迷惑野郎なタカオさんが言いました。「わからない部分をわからないままにしておくと、いつ…
「とりあえず、買え。読まなくてもいいから、みんな買え。別に読む必要はないから、とりあえず買って積んでおけ」 興奮冷めやらぬといった体で無茶苦茶なことを言いながら、タカオさんが叫びました。「いいか、“ライノクス”だぞ。六興キャンドルミステリーズ…
「久しぶりの再開は、やはり久しぶりの新刊でこそヤルべきだ!」 大きく右手を振り上げて、タカオさんは力強く言いました。「とにかく、新作の出来なんかどうでもいいんだよ。生存確認ができること。それが何より最優先ではないのかね」 なんだか、そういう…
「前の話の続きなんだけどさ」 かしこまるわけでもなく、かといって横柄な態度をとるわけでもない、珍しく曖昧な様子でタカオさんは言いました。 「やっぱり、好きな作品を誰かに紹介するのが、いちばん難しいと思うんだよね。『スゴイ、上手い、面白い!』…
「だれかに『好きな本は何』って訊かれるのって、怖いよな」 ひとりごととも質問ともとれるような微妙な言葉を呟くと、タカオさんは溜め息をつきながらこちらを向きました。「ついとっさに、相手との距離を測って、その読書傾向・読書レベルを推測しながら、…
「いま、ちょっと思ったんだけどさ」 先日更新したweblogの内容をチェックしながら、タカオさんが呟きました。「このペースで更新し続けてたら、昨年のマンガ紹介エントリーだけで、1ヶ月は済んでしまうんじゃないのか。少なくとも、正月気分はもう終わりだ…
「ブレイク〜 ブレイク〜 あなたの街の〜」 タカオさんが突然、「日本ブレイク工業 社歌」を唄い始めました。「これはどうでもいい事なんだけど、よく、休憩することを『ブレイクする』って言うよな。これは、英語どおりの意味だからよくわかる。でも、他に…